その名は――外木場義郎(そとこば よしろう)。
広島東洋カープの不朽のエースとして語り継がれる彼の記録は、イチローの4367安打や王貞治の868本塁打にも匹敵する、いや、それ以上の価値があるかもしれません。
🧱伝説の始まり:1968年9月14日
📍対戦相手:大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)
🏟️観客数:わずか4000人
🌧️雨上がりの湿ったグラウンド
この日、外木場は史上10人目の完全試合を達成。
しかも、16奪三振という驚異的な内容で、当時のリーグタイ記録を樹立しました。
🎯完全試合の内訳(114球)
奪三振:16
内野ゴロ:7
外野フライ:3
外野ファウルフライ:1
平均球数:1イニングあたり約12球
この効率と支配力は、まさに“プロの中のプロ”の証。
2022年に佐々木朗希が19奪三振で記録を更新するまで、50年以上破られなかった偉業です。
⚾️“王ボール”に泣いた2度目の完全試合未遂
1972年、巨人戦でのノーヒットノーラン達成時、7回2死まで完全試合ペース。
しかし、打席の王貞治に対して決め球のカーブがボール判定。
これが唯一の四球となり、完全試合を逃しました。
「王さんも手が出なかったように見えた」
「球に勢いがあり、とてもかなわなかった」―王貞治の試合後コメント
🏆外木場義郎の偉業まとめ
✅ 完全試合1回
✅ ノーヒットノーラン3回(日本プロ野球史上最多タイ)
✅ 3度のノーヒットノーランを達成したのは、沢村栄治と外木場のみ
✅ 沢村は完全試合未達成=外木場は唯一の“完全+3度ノーノー”達成者
📝まとめ:なぜ“史上最高の投手”と呼ばれるのか?
外木場義郎の記録は、数字だけでなく内容の濃さと再現性の難しさにおいて、まさに“伝説”。
「背番号のないプロ野球選手」から這い上がり、唯一無二の記録を打ち立てた彼の物語は、今なお語り継がれるべき日本野球史の宝です。
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<ツイッターの反応>
文春オンライン
@bunshun_onlineイチローの「4367本」よりも、王貞治の「868本」よりもスゴいかも…? プロ野球で「たった一人」しか達成していない大記録を持つ“史上最高の投手”とは 『カープ不朽のエース物語』より #3 記事はこちら↓ bunshun.jp/articles/-/805… #文春オンライン
レーキ
@KDHRRoselia0393イチローの「4367本」よりも、王貞治の「868本」よりもスゴいかも…? プロ野球で「たった一人」しか達成していない大記録を持つ“史上最高の投手”とは(文春オンライン) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/e1743…