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🇯🇵ブラジル撃破の舞台裏にあった、2年間の絆
サッカー日本代表がついにやってのけた。10月14日、キリンチャレンジカップ2025で世界王者ブラジルを相手に3-2の逆転勝利。前半に2点を奪われながらも、後半に見せた怒涛の反撃は、日本サッカー史に刻まれる名場面となった。

その中でも、試合の流れを大きく変えたのが62分の同点弾。決めたのは、スタッド・ランス所属のMF中村敬斗。右サイドを駆け上がった伊東純也のクロスに、ゴール前へ猛然と走り込んだ中村が右足ボレーで合わせ、ネットを揺らした。
「伊東選手が持った瞬間、距離はあったけど“来る”ってわかったんです。2年間ランスで一緒にやってたんで、正直、アイコンタクトもいらないくらいでした」
中村の言葉には、ただの連携ではない“信頼”がにじむ。海外での経験が、日本代表のピッチで結実した瞬間だった。

「めちゃくちゃいい球が来たんで、ふかさないように意識して打ちました。手前でバウンドしたけど、ゴールできて本当に良かったです」
スピードに乗った状態でのボレーは難易度が高い。それでも冷静に決め切った中村の技術とメンタルは、まさに欧州仕込み。南野拓実の反撃の狼煙に続き、彼の一撃が日本に勢いをもたらし、最後は堂安律の決勝弾でブラジルを沈めた。
この試合は、ただの勝利ではない。日本代表が世界のトップに挑み、そして勝ったという証。中村敬斗のゴールは、その象徴だった。

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