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2025年シーズンのMotoGPも中盤に差しかかる中、ヤマハにとっての「再起」はまだ道半ばのようです。今回のアラゴンGPでは、多くのファンが期待していたプロトタイプのV4エンジンはテストされない見通し──。それでも、今のヤマハは確実に変わりつつあるようです。

かつて直列4気筒エンジンでMotoGPを席巻したヤマハ。しかし近年はストレートでの劣勢が目立ち、ドゥカティやKTMといったV4勢に押される形になっています。ライダーの才能でなんとか戦ってきた印象が否めない中、ついにヤマハもV4エンジン開発に着手……と言われて久しい。

ただ今回のアラゴンでは、その“希望の光”は登場せず。

ヤマハのテストライダー、アウグスト・フェルナンデスは「今週末試すのは直列4気筒」と明言。クアルタラロも「新しいエンジンは試すけど、V4かどうかは……サプライズだね!」と濁します。──これは、まだV4エンジンを戦う武器にできる段階には達していない、という裏返しでしょう。

一方で、ヤマハが「現行直4のアップデート」に注力しているのも事実。今季は予選での一発の速さに改善の兆しが見え、クアルタラロ自身もそれを評価しています。ただ、やはり「レースでのグリップ不足」が課題であり続けており、抜本的な構造改革が不可欠です。

ここで大事なのは、“結果を焦らないこと”と“確実に前に進むこと”。

ファンとしては、V4が早く姿を見せてくれないことに多少のもどかしさを感じるかもしれませんが、開発途上での無理な投入はチームにとってもライダーにとってもリスクが大きい。2026年以降を見据えた「慎重な進化」だと受け止めるべきかもしれません。

クアルタラロの口ぶりからも、「変わろうとしているヤマハ」を彼がしっかりと感じ取っていることがうかがえます。

「サプライズなんだ!」

という軽妙なジョークの裏には、長年ヤマハと共に戦ってきたライダーとしての信頼と期待が見え隠れしていました。

アラゴンGPでの大きなブレイクスルーは期待できないかもしれません。でも、今は静かに前を向いて、一歩一歩のアップデートを積み重ねていくフェーズ。次に本当に“サプライズ”が来るとき、それはヤマハがまたタイトル争いの舞台に返り咲くときなのかもしれません。

<ツイッターの反応>

トシ坊@FJR1300
@y_fjr1300

【MotoGP】ヤマハ、アラゴンGPでテストライダーのフェルナンデスをワイルドカード起用。公式テスト含めマシン開発を推進(motorsport.com 日本版) news.yahoo.co.jp/articles/70eeb…

(出典 @y_fjr1300)

シャドーボックスアーティスト立体画
@k6RMsT5OjbA

ヤマハ、テストライダー参戦か! アラゴンGPでマシン開発加速させそう。 予想以上に攻めてくるかもね。 >【MotoGP】ヤマハ、アラゴンGPでテストライダーのフェルナンデスをワイルドカード起用。公式テスト含めマシン開発を推進(motorsport 日本版) pic.x.com/7xSLp7wdbI

(出典 @k6RMsT5OjbA)

中古二輪自動車流通協会🛵
@chunikyo

【MotoGP】ヤマハ、アラゴンGPでテストライダーのフェルナンデスをワイルドカード起用。公式テスト含めマシン開発を推進(motorsport.com 日本版) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/70eeb…

(出典 @chunikyo)

nes 24時間酸素吸入生活で死にかけおじさん(( ˘ω ˘ *))
@jah____rasta

【MotoGP】ヤマハ、アラゴンGPでテストライダーのフェルナンデスをワイルドカード起用。公式テスト含めマシン開発を推進 | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview! carview.yahoo.co.jp/news/detail/ec…

(出典 @jah____rasta)

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