🎾痛みを超えて掴んだ勝利──大坂なおみ、涙のジャパンOP2回戦突破

💪左太ももを痛めながらも逃げ切った執念──“感情”が溢れた勝利の瞬間
モリテニスセンターうつぼで行われたジャパンオープン女子2回戦。大坂なおみが前回覇者のラメンスを2－1（7－6、3－6、6－2）で下し、準々決勝進出を決めた。
しかしその勝利は、決して順風満帆ではなかった。第3セットで左太ももを痛めながらも、最後まで戦い抜いた姿に、会場は大きな拍手と感動に包まれた。

🟣 第3セットでの異変
5－0とリードしていた第3セット第6ゲームで、大坂は左太ももに異変を感じ、治療を受ける。白いテープでぐるぐる巻きにされた足でコートに戻るも、第6・第7ゲームを連続で落とし、5－2に。

🟣 痛みと闘いながらのプレー
再びマッサージを受ける際には、表情をゆがめる場面も。足をかばいながらのプレーは明らかだったが、第8ゲームをブレークし、試合を締めくくった。

🟣 勝利の瞬間に涙
試合終了後、大坂はうつむいて涙を拭った。痛みと不安、そして勝利への執念が交錯した瞬間だった。

🟣 インタビューも自ら打ち切り
コート上でのインタビューでは「最初から最後までタフな試合だった」と語りつつ、「足のこともあるので」と自ら打ち切り。英語で「来てくれてありがとう」とファンに感謝を伝え、手を振ってコートを後にした。

🟣 誕生日目前の白星
16日に28歳の誕生日を迎える大坂。27歳最後の試合を勝利で飾り、次戦へと駒を進めた。
この勝利は、技術だけでなく“心”で掴んだもの。
大坂なおみの強さは、痛みを超えてなお前を向く姿にこそある。