🏟️甲子園で起きた“異例の事態”
夏の甲子園大会で勝ち進んでいた広陵高校が、SNS上の誹謗中傷の拡散を受けて出場辞退を発表。
部内の暴力行為をきっかけに、真偽不明の情報がネット上に広がり、生徒が登下校中に中傷を受けるなど、現実世界にまで被害が拡大しました。
夏の甲子園大会で勝ち進んでいた広陵高校が、SNS上の誹謗中傷の拡散を受けて出場辞退を発表。
部内の暴力行為をきっかけに、真偽不明の情報がネット上に広がり、生徒が登下校中に中傷を受けるなど、現実世界にまで被害が拡大しました。
🧠「人命を優先」校長の苦渋の決断
広陵高校の堀正和校長は記者会見で、
「新たな事実が発覚したわけではない。人命に関わることが起きてしまうのではと考え、決断した」
と語り、選手たちの安全を最優先にした判断だったことを強調。
選手たちは失意のどん底にあり、今後の心のケアが課題となっています。
📱SNSの“情報洪水”と対応の遅れ
暴力事案は今年1月に発生していたものの、学校側の公表は甲子園開幕後。
その後、別の事案の噂も拡散され、対応が後手に回ったことで炎上は収まらず、辞退という結果に。
高野連の宝馨会長は、
「情報の洪水のような状況。迅速な対応が必要」
と語り、SNS対策の必要性を強調しました。
⚖️「誹謗中傷は法的責任も」識者の警鐘
弁護士の高橋駿氏は、
「正当な批判はあってしかるべきだが、一線を越えた誹謗中傷は法的責任を問われる可能性がある」
と警告。
また、スマイリーキクチさんは、
「真偽不明の情報が事実のように扱われている。独りよがりの制裁は危険」
と語り、発信者の責任を問いました。
🧩SNSとスポーツの関係、今こそ見直す時
部活動である甲子園大会において、SNSとの向き合い方は急務。
選手を守るための体制づくり、情報発信の透明性、そして誹謗中傷への法的・倫理的な対応が求められています。
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