🏓「不公平だった」張本美和が涙の訴え 早田ひなのメディカルタイムアウトに揺れた日本人対決の“論点”
8月9日、WTTチャンピオンズ横浜女子シングルス2回戦。
張本美和 vs 早田ひな――日本卓球界を牽引する2人の対決は、2-2で迎えた最終ゲームで張本が4-2とリード。
その直後、早田が左手首の痛みを訴え、メディカルタイムアウトを要請。
🩺治療者は“コーチ”でもある人物だった
大会の医療スタッフが対応するかと思いきや、ケアにあたったのは早田のフィジカルトレーナーであり、ベンチコーチも務める岡雄介氏。
張本は「アドバイスも可能な状況だった」と疑問を呈し、涙ながらに「不公平だった」と語った。
🧒兄・張本智和も「許せないと思います」
「中立のトレーナーがやるべき」「妹は疑念のまま試合を続けた」
兄・智和もこの状況に強い違和感を示し、慣習の見直しを求める声を上げた。
📜ルール違反ではないが、慣習が生んだ“エアポケット”
WTTではメディカルタイムアウトは最大5分まで認められており、今回も規定内。
しかし、日本人同士の対戦ではベンチコーチを置かない慣習があるため、片方だけが“心強い存在”を得る状況に。
この構造が「不公平感」を生んだ。
🗣️早田ひなの「後悔しない選択をした」
「左手のしびれが続いていた。今回は勇気を出してタイムアウトを取った」
早田は自身の体調と過去の後悔を踏まえ、正当な権利として行使したと説明。
🔍本当の論点は「制度」か「慣習」か
今回の騒動は、誰かを責めるべきものではなく、
「ベンチコーチを置かない慣習」や「治療者の中立性」など、制度設計の見直しを促す契機となるべきだ。
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