🌟韓国の卓球スターが再び九州へ！

パリ五輪で早田ひなと死闘を繰り広げた申裕斌が、Tリーグ女子・九州カリーナと2025-26年シーズンの契約に合意。これで5季連続の日本プレーとなり、ファンにとっては嬉しいニュースだ。申裕斌は、昨年のパリ五輪で女子団体と混合ダブルスの両方で銅メダルを獲得。特に女子シングルスでは、準々決勝で平野美宇を破り、3位決定戦では早田ひなとの激戦を演じた。試合後には互いを称え合う姿が話題となり、スポーツマンシップの象徴として多くのメディアに取り上げられた。

その戦いぶりは日本の卓球ファンの心をつかみ、彼女の名前は一気に広まった。現在の世界ランキングは17位。インスタグラムのフォロワーは34万人を超え、韓国国内だけでなく、日本でも人気急上昇中。プレーだけでなく、明るく親しみやすいキャラクターも魅力のひとつだ。

九州でのプレーは、前身のアスティーダ時代から数えて5季目。もはや“九州の顔”とも言える存在で、地元ファンからの支持も厚い。昨季は日本生命戦で2勝を挙げるなど、限られた出場機会でもしっかりと結果を残してきた。国際大会への出場が多いため、Tリーグでの登場は限られるが、その一戦一戦に注目が集まる。

今季の九州カリーナは、ここまで5戦全敗と苦しいスタートを切っているが、申裕斌の加入はまさに“起爆剤”。さらに、同じ韓国から19歳のホープ、金娜英（キム・ナヨン）も新たに加わり、韓国勢の力で巻き返しを狙う構えだ。

申裕斌のプレースタイルは、スピードと正確性を兼ね備えた攻撃型。試合中の冷静な判断力と、勝負所での集中力は世界トップレベル。彼女がコートに立つだけで、会場の空気が一変するほどの存在感がある。

また、彼女の魅力はプレーだけにとどまらない。試合後のインタビューでは、常に謙虚で前向きなコメントを残し、ファンとの交流も積極的。SNSでは練習風景やオフショットを投稿し、ファンとの距離を縮めている。こうした姿勢が、彼女の人気をさらに高めている要因だ。

九州カリーナにとって、彼女の存在は戦力面だけでなく、チームの士気を高める精神的支柱にもなるだろう。若手選手にとっても、世界で戦うトップ選手と同じチームで過ごすことは大きな刺激になるはず。ファンにとっても、彼女のプレーを間近で見られる貴重な機会。今季のTリーグは、申裕斌の一挙手一投足に注目が集まりそうだ。

卓球界の未来を担う若きスターが、再び日本の舞台で輝きを放つ。九州カリーナの巻き返しとともに、申裕斌の活躍から目が離せない。