⚖️セクハラ訴訟に監督が反訴「事実無根」主張　女子サッカー界に波紋広がる

⚽ディオッサ出雲FCで起きた訴訟の経緯
女子サッカー・なでしこリーグ2部「ディオッサ出雲FC」で、元所属のブラジル人選手2人が監督からセクハラを受けたと主張し、チームと監督に損害賠償を求めた訴訟が波紋を広げています。
選手側は昨年11月の記者会見で「ミスをした際に監督からポルトガル語で性的な言葉をかけられた」と主張。今年6月には計340万円の損害賠償を求めて提訴しました。

🧑‍⚖️監督側は反訴「俗語でセクハラではない」
これに対し、監督側は「事実無根」として反訴。反訴状では「使用した単語は『やっちゃった』『くそ』といった意味の俗語で、セクハラには該当しない」と主張し、選手らに計1100万円の支払いを求めています。
また、選手からの抗議もなかったことを根拠に、名誉毀損としての損害を訴えています。

🧠選手はうつ状態で退団、現在は海外所属
訴訟の影響もあり、選手2人はうつ状態と診断され退団。現在はそれぞれ海外のクラブに所属しているとのことです。
なお、今年5月には日本サッカー協会（JFA）が監督に対して懲罰を科さない決定を下しており、訴訟の行方が注目されています。

🔍スポーツ界に問われるハラスメント対応
この訴訟は、スポーツ界における指導者と選手の関係性、言葉の解釈、ハラスメントの境界線など、根深い課題を浮き彫りにしています。
真実の解明とともに、選手保護やガバナンスの強化が求められる今、女子サッカー界の信頼回復に向けた取り組みが急務です。