世界陸上東京大会の最終日、男子4×100mリレー決勝。日本代表「リレー侍」は38秒35で6位に終わり、メダル獲得は叶いませんでした。予選では安全策を取りながらも全体5位のタイムで決勝進出。決勝では“攻めのバトン”に挑みましたが、結果は悔しいものに。
その原因は、桐生祥秀選手のふくらはぎのけいれんによる失速だけではありません。チーム全体に横たわる“明確な課題”が浮き彫りになりました。
⚡桐生祥秀の涙…「僕の責任です」と語った真意
3走を務めた桐生選手は「走り出した瞬間に右ふくらはぎをつってしまった」と語り、「僕がちゃんと走っていれば、メダルにいけたと思う」と涙ながらに謝罪。雨の影響でスパイクを変更したことも、けいれんの一因だったと明かしました。
しかし、仮に桐生選手が米国と同じタイムで走っていたとしても、日本は37秒95。メダルには0.14秒届かない計算。つまり、敗因は個人の失速だけではないのです。
🧠バトン技術だけでは勝てない時代へ…走力の差が明確に
信岡沙希重コーチは「今回は100mで準決勝進出者がいなかった。力不足」と分析。選手たちも「個人でファイナルに出なきゃいけない」「シンプルに足の速さが必要」と口を揃えました。
かつてはバトン技術で世界と戦えた日本。しかし今や、他国もバトン精度を高めており、日本の“アンダーハンドパス”の優位性は薄れつつあります。
📊自己ベスト比較で見えた“ポテンシャルの差”
3位のオランダ、4位のガーナ、6位の日本。各国の走者4人の自己ベストを比較すると、日本は明らかに劣勢。予選では“格下”に見えた相手に、実は走力で上回られていたのです。
オランダ:9秒91~10秒17
ガーナ:9秒84~10秒03
日本:9秒98~10秒00(+200m20秒11)
サニブラウン選手が万全なら…という声もありますが、現状では「個人の走力強化」が急務です。
🏁それでも希望はある…桐生の涙が未来を照らす
東京五輪では予選敗退。今回は決勝進出で6位入賞。悔しさの中にも、確かな前進がありました。桐生選手の涙、小池選手の「若い世代に希望を見せたかった」という言葉。これらは、次世代へのバトンです。
リレー侍の挑戦は続きます。技術だけでなく、走力とメンタル、そしてチーム力を磨いて、再び世界の表彰台を目指してほしいですね。
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<ツイッターの反応>
スポーツライター酒井政人
@gakusei_ekidenもうバトン技術は通用しない?なぜ世陸の男子4×100mでリレー侍は6位に惨敗しメダルに届かなかったのか…足がつってブレーキとなった桐生祥秀だけではない「明確な理由」とは? ronspo.com/articles/2025/…
MATSUMOTO Yutaka
@yutakamaもうバトン技術は通用しない?なぜ世陸の男子4×100mでリレー侍は6位に惨敗しメダルに届かなかったのか…足がつってブレーキとなった桐生祥秀だけではない「明確な理由」とは?(RONSPO) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/f46d4…



























