ドジャースの大谷翔平が、ワイルドカードシリーズ第1戦で見せた圧巻の2本塁打。レッズ戦での通算打率.120、ノーアーチという“苦手”を覆すような一撃に、スタジアムは熱狂の渦に包まれた。
初回、100.4マイル(約161.6キロ)の剛速球を完璧に捉えた先頭打者弾は、打球速度117.7マイル(約189.4キロ)、角度21度の低空ライナーで右翼席へ突き刺さった。飛距離375フィート(約114.3メートル)という数字以上に、打球の鋭さが印象的だった。
💥 6回には今季最長タイの138m弾!翔平が語る“違った良さ”とは?
6回2死一塁の場面では、スイーパーを強振。打球速度113.5マイル(約182.7キロ)、角度34度で舞い上がった打球は、454フィート(約138.4メートル)の特大弾に。今季最長タイの一撃で、試合を決定づけた。
試合後の会見で、大谷は「どちらも違った良さがあります」と語り、「1本目は100マイルのインコース。狙っていても打てる球ではない。2本目はランナーがいる場面でいい追加点になった」と冷静に分析。自らの打撃に自信を見せつつ、状況に応じた対応力の高さも際立った。
📊 スタットキャスト記録更新!“113マイル以上のHR2本”は2020年スタントン以来
MLB公式によると、打球速度113マイル以上のホームランを1試合で2本記録したのは、スタットキャスト導入以降では2020年のジャンカルロ・スタントン以来2人目。翔平の打撃は、記録にも記憶にも残るものとなった。
ベンチではT・ヘルナンデスとの“2本指ポーズ”でライバル心を見せるなど、笑顔も絶えなかった翔平。打線はこの試合で5本塁打を放ち、全得点が一発から生まれるという豪快な展開に。
🌟 投打の融合で13年連続地区シリーズ進出へ王手!翔平の“集中力”が鍵を握る
「今日は良かったですけど、明日以降はどうなるかわからない」と語る大谷。レギュラーシーズン終盤から15戦9発と絶好調のままポストシーズンに突入し、「最後いい形で終われたのは、すっきりとした気持ちで臨めている」と語るように、心身ともに充実した状態で大舞台に立っている。
異なる2発に込められた技術と精神力。翔平劇場は、まだまだ続く。
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スポーツ報知
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